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コトバ研究所

言葉って面白い

語る

五つの口で言う。

 

一体何を指して五つの口なのだろうか。

 

五人いれば口は五つ。

でも、一人でも"語る"ことはできる。ナレーションだってそうだ。

 

語るということばは相手の存在を意識してはいるけれど、相手が聞いているかどうかは関係ない。

 

学校で校長先生が生徒の前で語る。全員が耳を傾けているわけではない。早く終わらないかなと思っている生徒もいるだろう。

 

語ることはおしゃべりとは違う。言葉を発する者に焦点があたっている。

 

それならば、五つの口も言葉を発する者が全て備えていると考えるのが妥当だろう。

 

一つは文字通り「口」。

 

一つは「目」。目は口ほどにものを言う。

 

一つは「手」。身振り手振り、ボディランゲージ。手話も手を使って語る。

 

一つは「背中」背中で語る。

 

あと一つが思い浮かばない。

ことば

漢字で書くと言葉。

 

言の葉。

 

溢れるほどたくさんあることばを同じく溢れるほどにそこらにあった葉っぱになぞらえる。

 

同じような形をしているようでよくみるとちょっとずつ違う。

 

同じような音をしているようで言い方によってちょっとずつ意味が違う。

 

葉は先端。幹や茎、根がなければ存在できない。

ことばも先端。話す、あるいは書く人がいなければ存在しえない。

 

そして幹が、茎がしっかりしていないとすぐに折れてしまう植物と同じように、ことばも話す人書く人がしっかりした考えを持っていないと続かない。

 

昔の人はうまく例えたものだなぁ。